(なし)の手入れ

* 資料提供:農政課

元肥(もとごえ) 撮影:平成21年12月1日
 1(たん)当たり約260kgの化成肥料(かせいひりょう)をまく。
 梨の種類は幸水。

*1反はおよそ31m四方(約992平方メートル)です。
剪定(せんてい) 撮影:平成22年1月10日
 剪定(せんてい)は11月〜3月の間に実施していく。
 枝は、次のものが()びて育つので3〜4年位で切り落とす。

 (右)切り取った枝の元に薬品をぬり腐敗(ふはい)や病気を防ぐ。
堆肥(たいひ) 撮影:平成22年3月24日
 堆肥(たいひ)は、発酵(はっこう)させた牛フンに、もみがらを()ぜて使用する。
 畑の中は、低い(たな)になっているので、トラクターでの作業も背をかがめながら行う。
花かけ 撮影:平成22年4月18日
 花粉をつける作業。
 購入した花粉に石松子(せきしょうし)と言う赤い色粉を混ぜて、ふわふわの先をもつ「ぼんてん」という道具で花粉をつけていく。

 花粉は、同種類では受粉しにくいので[新興]のように早く開花する梨の花粉を使用する。
新梢(しんしょう)処理 撮影:平成22年6月12日
 かぶさり枝の処理をする。
 実を付けている枝の補強や、来年のための枝作りなどの作業をていねいにおこなう。
害虫対策(がいちゅうたいさく)
(左) 性フェロモン剤利用の害虫防止剤(赤いひも状のもの)「コンヒューザーN」が梨の木の所々に掛けられている。

(右) 防風ネットを張ることで、害虫対策になる。ネットは、5〜6年に1度張りかえる。畑の上部には、防(ひょう)ネットが張ってある。
表層管理(ひょうそうかんり)
自然に生えた下草を()り、表層管理をする。
草を刈るのは、病虫害の発生を防ぐ目的も()ねている。
消毒(しょうどく)

 消毒は、1ヶ月に3回の割合で行う。ハダニや病気が発生した時には、随時(ずいじ)行う。

 右は黒星病(くろほしびょう)

摘果(てきか) 撮影:平成22年5月13日
 たくさんついた実を間引く。
 枝に8個位を残すように バランスをとりながら間引 いていく。
 この時、枝の先端(せんたん)には実は 残さない。
 大きく形のきれいな実にする ために、残した実。
 ここから2ヶ月半で、みごとな梨に育っていく。
 残した実に黒星病などの被害が、及ばないように祈るようなおもいで育てていく。
 間引(まび)いた実は、残念ながら 他に用途(ようと)がない。

 この頃に、玉肥(たまごえ)を1反当たり約40kgを与える。

玉肥=油粕(あぶらかす)骨粉(こっぷん)魚粕(ぎょかす)・米ぬかなどの肥料を発酵(はっこう)させて、だんごのような形に丸めたもの。
収穫(しゅうかく) 撮影:平成22年8月6日
 きちんと管理された枝では、1枝で7〜10個の着果数で4L位の大きさになる。

 収穫最盛期には、コンテナで1日に60ケースを収穫することがある。
 平均して、1日20ケース位を平均して、1日20ケース位を収穫する。